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日本酒と地域活性化 [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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1月15日付の新潟日報の朝刊で、弊社の紹介記事が掲載されました。 正確に言うと、日興コーディアル証券さんの地域活性化応援の企業広告で新潟の特産である日本酒を4回シリーズで取り上げて頂いており、その第2回に登場させて頂いたという次第です。
新潟に限らず、各地、各地方ではその地域の特産物を産業振興や観光振興の要にしようという動きが活発です。 新潟と言えば、「酒」と「米」。その新潟自慢にスポットを当て、さらに新潟全体の活性化につなげていくということはとても大切で光栄なことだと思います。「新潟の酒」は新潟が育てたもので、「新潟の酒」を語ることは新潟を語ることでもあるからです。
今回の新聞では、朱鷺の住む島ならではの酒造りについての豊富も入れさせて頂きました。朱鷺に優しい島は人にも優しく安全な島です。この島ならではの酒造りを目指し、いつか佐渡の空と世界の空を繋ぎ、多くの人が佐渡を愛して下されば幸いです。
(尾畑留美子)
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ラジオ出演と「真野鶴・万穂」 [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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1月2日から大阪出張に行っておりました。 2日はどこもすごい人で、佐渡とは大違い(当たり前ですが)。 人の多さに酔いながらも、なんとか無事に目的地に辿り着いたのでした。 その後、3,4日と大阪で仕事をして、5日に新潟まで戻りました。
今年の新潟はやはり少し暖かいようです。 まだ、普通に靴で歩いていますから。
ところで、7日の日は、新潟のラジオ番組にゲスト(?)出演を 頼まれまして、収録をしてまいりました。 その中ではお酒の話をたくさんさせて頂いたのですが、途中で 好きな曲をリクエストしても良い、と言われて悩むことしばし。 いろいろ好きな曲はありますが、今回はフランク・シナトラ(!)の "Lady Is A Trump "をお願いしました。 なんでかって?・・・突然だったので、オチがなくてすみません。
FM-NIIGATAの1月27日AM6:00〜6:55の間に放送されるそうです。 電波が届く方は聞いて下さい!
ところで、そのラジオ番組の中でも「真野鶴・万穂」の話になった のですが、実はおかげさまをもちまして完売御礼となりました。 次は4月頃にご用意出来ると思いますので、ご希望の方は 「お問い合わせ」にてご予約の御連絡を!
(尾畑留美子)
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新年の御挨拶と「元日初搾り」 [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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| 新年明けましておめでとうございます。
元日の今日は、2000年から恒例となっている「元日初搾り」を詰めました。 深夜からお酒を搾り、早朝から詰める大吟醸の搾りたて。 生のまま詰めていますので、フタを開けると「シュワッ」と空気の音がして、口に含むとかすかにシュワシュワとした微発泡のなごりと共にフルーティな香りが広がります。コクがあって後味がすっと通る、贅沢な一本です。
すでにお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、うちは年中無休です。 元日の今日も、このお酒の準備のために、何人もの社員が早朝から元気よくお酒に携わります。 生まれてくるお酒も、年中無休ですもんね。
さぁ、今年はじめての、「真野鶴祝酒・元日初搾り大吟醸生酒」も無事に誕生しました。
このお酒で、皆様の一年の門出を祝って頂ければ幸いです。
2008年が皆様にとって飛躍の一年になりますよう、 社員一同、心よりお祈り申し上げます。 本年も何とぞよろしくお願い致します!
(尾畑留美子)
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年末の御挨拶 [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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今年もいよいよ大晦日となりました。
今日の佐渡は高い波に覆われ、珍しい「波の花」が見られましたが、 なんとか今のところ船は動いているようです。
今年を振り返ると、5月にロンドンで発表になったインターナショナル・ワイン・チャレンジ日本酒部門での金賞受賞という嬉しいニュース、新潟県の新しい酒米「越淡麗」での仕込み、このホームページのリニューアル・スタートなど、いくつかの新しい経験をさせてもらいました。
その一方で、新潟県中越沖地震の発生という、哀しい災害も起きてしまったのですが、しかしながらそれでもこうして12月31日を迎えています。
今日は新年を迎える準備に加え、今晩の除夜の鐘を音を聞きながら 搾る恒例の、「真野鶴祝酒・元日初搾り大吟醸生酒」の準備に追われていました。
大吟醸を生のまま詰める贅沢な一本で、新年を祝うにふさわしいお酒。 当社の仕事初めはこの祝い酒です。
今年一年、お世話になりましたことをここに深く感謝申し上げます。
そして、新しい2008年が、皆様にとって希望に満ち、さらに素晴らしい 一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
良いお年をお迎え下さい!
(尾畑留美子)
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「杉玉」造り [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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| 急に寒波に覆われた佐渡です。 雪が横なぐりに吹き付けてきて、無防備に外に出ると「痛い」(苦笑)。 去年などは暖かい冬で、今年も今まで比較的過ごしやすい冬だったので、突然の寒さに驚いています。 でも、これこそが日本海の冬なのです。
そんな寒さが襲う中、蔵では毎年恒例の「杉玉」造りが昨夜行われました。 「杉玉」・・・よく蔵や地酒屋さんの軒先にかかっている、杉の葉で作られたボール状のものです(写真)。 これは、昔から清酒業界独特のもので、新酒が出来た時に軒先にかけ、お客様に知らせたのです。 そして季節が移り、秋になるにつれて緑の葉は赤味を増し、あたかもお酒の熟成具合と呼応するように、 深みを増していくのです。
うちでは、この杉玉は毎年新年に掛け替えています。 ここ数年は、工場の仕事納めの一つとして大事な一大行事となっています。 年の瀬が近付くと、山道に詳しい人が杉の葉を集めに出かけ、山盛りの杉の葉を用意するのです。 この杉の葉もなんでも良いわけではなく、ある程度年月の経った杉ではないと、葉が混んでなくて使えないのです。
昨日は夕方から始まった「杉玉」造り。 かなり遅くまでかかりましたが、大きな杉玉が三つ完成しました。 この杉玉も、造り手によって、かなり恰好が違うのがご愛敬。 今回は「しだれ杉玉」と私が名付けたものもあって、個性豊かな 杉玉が揃いました。
いよいよ明日は大晦日。 お天気が心配なのですが、一年の終わり、良い締めくくりになりますように。
(尾畑留美子)
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