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心を温める春の酒 [蔵元寄り道日記] 入力者: 尾畑留美子
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心地よい春の風が吹き始めると、自然、お酒に手が伸びます。 (ごめんなさい。本当は年中伸びてます・・・)
家で一息着いて、ふっと周りを見渡して思うのは、 「さ〜て、今日は何飲もっかな!」です。
いくつかセレクトすると、お猪口やグラスをカチャカチャさせながら 用意を始めます。 いろんな形のお猪口やグラスが並ぶとなんとも幸せ気分になるのです。
私は酒器が好きです。 東京での生活から蔵に戻る時にも友人たちからいろいろもらいました。 小さくて可愛いものから、大ぶりでどっしりしたもの。 ガラスの繊細なものも良いですよね(割っちゃうこと多いですけど)。
お酒によって、酒器を選びながらチビチビと(いや、クイクイと?) 飲む晩酌ほどおいしいものはありません。
そんな時に、友人からの電話が鳴ったり致します。 「今、飲んでるでしょう」相手の声が響きます。 なんでわかるんだろう!
ここでごまかす機転もすでにないので、「おいしいよ〜!」と酒自慢を始めます。
冬の酒は体を温め、春の酒は心を温める。 こういう季節感が日本酒の魅力でもありますね。
・・・う〜ん、おいしい!(と、クイクイ)
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3月、春の訪れとひなまつり [蔵元寄り道日記] 入力者: 尾畑留美子
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| 今日からいよいよ3月。風は強いものの、春の訪れを感じるような香りも一緒に吹いてきて、気持ち良かったです。 凍えるような冬もやっと去ってくれたのかな?と期待しつつ、 心機一転、次なる季節に備えて動き出す気分も高まります。
さて、今日は佐渡の相川地区で始まった「佐渡國相川ひなまつり」に出かけてきました。これは佐渡の相川地区で、ホテルや商店、民家などでいろんなひな人形を飾ってお客様に公開する催しで、本日3月1日から3月23日まで開催されるイベントです。 かつては佐渡金山で栄えた相川。江戸時代中期に流行した「享保びな」や大正から昭和初期ごろの五段飾りなど、貴重な人形が多数展示されていて、当時の佐渡の豊かな文化に思いを馳せることが出来ます。 写真はホテル大佐渡で展示されている大正末期の木彫りのひな人形です。他にもフロントにはたくさんのひな人形が飾られていて、華やかな空間を楽しめました。
そして今日は、新しい手帳を購入。私は4月スタートのものをいつも使っています。お酒の造りはだいたい3月いっぱいで一段落つくというサイクルだからです。
何も記入していないまっさらな手帳を眺めながら、これからスタートする新しいシーズンに思いを巡らせております。 |
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本日、無事「甑倒し(こしきたおし)」を迎えました [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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今日も寒い一日でありました。 ストーブをかけていても、なかなか温まらない。
そんな身が引き締まる寒さの中、本日、無事「甑倒し」となりました。
「甑(こしき)」とは、酒米を蒸す大きな釜のこと。 ひと冬の始まりに、この甑をかまどに備え付ける作業を「甑起こし」といい、造りの最後の蒸し米を終えて、甑を釜から降ろすことを「甑倒し」と言います。
「甑倒し」というと、蔵では大きな節目となり、お祝の祝宴が催されるのであります。
酒造り自体はまだ終わりませんが、事故もなく、ひとつの節目を無事迎えられたこと、とても嬉しく思います。
そしてタンクの中では、まだまだ発酵を続け、おいしいお酒になるべく酒たちが生きています。厳しい冬ならではの美味なる味を醸すべく全力を尽くしている感じでしょうか。そう、今日の厳しさは明日の成果にきっとつながるに違いありません。
お酒も頑張ってます。私も頑張ろう!
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ラジオ収録、ほろ酔い体験 [蔵元寄り道日記] 入力者: 尾畑留美子
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| またまた大荒れの新潟です。 2月23日、24日は特にひどくて、その被害の程が全国ニュースにも 登場しました。
そんな不安定な天候の中、新潟に出向いてまいりました。 そして、ラジオ番組に登場させてもらっちゃいました。 それもたまたま重なって、二つ。
今回は二つの番組ともパーソナリティの方が女性でありまして、 さらに新潟美人でお酒好き! 蔵元としても、とっても楽しい収録体験となりました。
収録に当たっては、昼間にも拘わらずお酒持ち込みでの登板。 前もって話していなかったのですが、お酒を見つけたスタッフの方が すぐに奥の方から素敵なお猪口やらワイングラスを持ってきてくれ、 ラジオ局の充実したキッチン事情に感心すること然りの私。
結局、香りのみならず、しっかりお酒も味わって頂きつつの収録となったのであります(う〜ん、仕事だから仕方ないですよね)。
先般のラジオ収録の時も思いましたけど、やはりパーソナリティの方は お話上手。収録が始まれば、素敵なパーソナリティの方の言葉に誘われ、あっという間に無事終了。吟醸香の香る部屋からちょっと頬を紅潮させつつ「お疲れ様でした〜」と、上機嫌の私でありました。
番組情報も追ってご案内申し上げます!
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雪の蔵から「酒の陣」(3月15・16日)のご案内 [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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| 昨日からまた吹雪になって、船が止まってしまいました(涙)。 昨年の暖かく太陽がたまに見える冬とは一遍して、日本海の冬です。 もっとも、新潟の酒造りにはこんな雪景色がぴったりですが。
さて、そんな新潟で新潟の銘酒が楽しめるイベントの開催がいよいよ3月15日16日に迫ってまいりました。 ここで今年の情報を今一度ご案内させて頂きます。
《新潟地酒王国を飲みつくす!一大酒祭り「酒の陣」》 ●タイトル: にいがた淡麗「にいがた酒の陣2008」 ●日 時 :2008年3月15日(土) 10時〜18時 3月16日(日) 10時〜17時 ●場 所 :新潟市・朱鷺メッセ ●詳 細 :新潟県酒造組合「酒の陣」ホームページ
新潟には96蔵の銘醸蔵がございますが、そのほぼ全蔵元がブースを構え、自慢のお酒を持ち寄るお酒の一大祭り。試飲カップ(1,000円)を購入すれば、基本的に二日間お好きなだけ新潟の銘酒がお試しになれます。な〜んて贅沢!!
芸妓の舞や、ほかほか「米の陣」、各種セミナーなども満載のこのイベントは、お酒好きはもちろんのこと、ご家族連れでもたっぷり楽しんで頂けること間違いなしとご好評頂いております。(でも、運転手さんはお召し上がり頂けないので、出来れば違う交通手段でいらしてくださいね)
今年5回目を迎える同イベントは、昨年は5万5000人を超える来場者でにぎわい、年々その”酒熱”は県内外に広く伝播中。遠方からのお客様も増えており、東京からのお客様には、とってもとってもお得なJRのコースも設定されておりますので、要チェックです!
ミュンヘンのオクトーバー・フェストもびっくりのこのニッポンの酒祭り、ぜひご来場のうえ、地酒王国をたっぷり体感して下さい。 もちろん、お見えの際には「真野鶴」のブースにも皆様お立ち寄り下さいませ!お待ちしております!!
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