蔵元日記

 
  2008年08月06日 (水)
夏の佐渡でお待ちしております! [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子


夏休み。ここ1週間で急に暑くなってきた佐渡です。
佐渡汽船乗り場でも、ご家族連れの方を多く見かけます。
「夏」を感じるひとコマです。

さて、当社では年間無休で蔵見学にいらして頂けます。
特に夏場はご家族連れの方も多いですので、ご家族の方でも楽しくお酒に親しんでもらおうと、この春から少しづつ手作りグッズが蔵にお目見えしております。

その一つ、「お酒のなぜ?なぞ?コーナー」では、手造りの
蔵人人形が置いてあるのですが、このたび、造り手にこたえるかの
ごとく、飲み手人形が登場致しました!

蔵人人形も飲み手人形も、実は当社の副杜氏の手造りであります。
(というか、このコーナー全体、副杜氏・中野の渾身の作品!)
とても器用でありまして、別名「大工さん」であります。

ぜひ皆様も真野鶴の蔵にいらっしゃって蔵人人形と飲み手人形を
見て下さいね!!


 
 
  2008年07月22日 (火)
東京新潟県人会 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
毎日暑いですねぇ・・・。溶けてしまいそうですが、これから夏本番!
体力付けて頑張らなくてはなりません。

そんな元気をもらえた一大イベントが昨日、東京で開催されました。
「東京新潟県人会」の納涼会です。
会場には800名位いらっしゃったように見受けますが、新潟県出身の皆様で大盛況!故郷が大好きな人たちの集まりですから、外の気温に負けず劣らずの熱気でいっぱいでした。

各国の大使もいらっしゃり、インターナショナルな雰囲気の中で
新潟の民謡や芸能もお披露目されてまいりました。

今年はこれから佐渡の朱鷺の放鳥、トキめき新潟国体など、
大きなイベントがありますから、そんな報告の一つひとつに大きな拍手に包まれます。

この熱気、もっともっと広く伝わるように、新潟人の粘り強さで
頑張らなくっちゃね!

 
 
  2008年07月16日 (水)
ひいひいおじいさんと蔵っ子? [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
今年の夏は暑いのか涼しいのか、日々変わるお天気に右往左往しながらちょっと家の整理をしていたら、懐かしい写真が出てきました。

娘の麻帆が2歳の頃に撮ったものです。
さすが蔵っ子、すでにしっかりと利きちょこを握りしめ(本当は無理やり持たせた)、おすすめの「佐渡屋与三作(よそさく)」を前にニッコリポーズ(本当は笑うまで待っていた)。

何しろこの頃から“酒蔵生まれ”を認識させようと、いや洗脳しようとして大奮闘していたのでしたっけ。
しかし敵もさるもの。しばらくはおとなしく指令に従っていたのですが、そのうち普通の子供同様に「お酒は大人の飲み物」であることを認識し、正論かざして誘いに乗らなくなってしまいました。
・・・なんだか寂しい。

ところで、子供の前にあるお酒の名前「与三作(よそさく)」は当社の初代の名前です。当時は議員さんなどしていたようで、昔の写真を見ても立派なアゴヒゲを蓄えた明治のハイカラさん、という印象のダンディな人でした。

そんなヒイヒイオジイサンの血が今後どのように発揮されるのか・・・。
今やませた小学生になってしまった麻帆を眺めながら、いつまた教育活動(いや、洗脳活動??)を再開しようか坦々と策を練る私なのでした。





 
 
  2008年07月14日 (月)
ズドラストヴィーチェ!ロシアからの皆さん [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
先日、ロシアのハバロフスクから御一行が佐渡にご来島。
パーティの席が設けられ、お酒を皆さんに召し上がって頂くことになり、当社の裕美嬢と会場の潮津の里に向かいます。
ここは夏場はよくキャンプなどにも使われるのですが、海のそばの小山の上に立つとっても眺めの良い場所です。佐渡の真野湾が一望でき、すがすがしい空気が満喫できます。

当日ご用意したのは普通酒から大吟醸まで5種類。
どんなお酒を好まれるか興味津津の私たちでありましたが、
アルコール度数や甘辛の質問をはじめ、なかなか通な質問もあり、
お酒もそれぞれの特徴を楽しんで頂けたようです。
それでもやはり香りのあるお酒に人気が集中していましたね。

新潟とハバロフスクは近い場所であります。
観光でのお客様も増えてきているということで、さらに本場の日本酒を
楽しんで頂く機会が増えてきそうです。
 
 
  2008年07月02日 (水)
蛍を追いかけて [蔵元の佐渡自慢]  入力者: 尾畑留美子
梅雨に入ったというのに、あまり雨が降らない佐渡です。
でも、朝夕は結構肌寒くて半袖では少し寒く感じてしまいます。

そんな中、近所の方にお誘いを受けて、蛍を見に出かけました。
我が家のそばの田んぼのあぜ道なのですが、
実はこんなご近所に蛍ポイントがあるなんて知りませんでした(恥)。

街燈もない田圃道。子供たちが率先して駆け足で進みます。
田圃を一生懸命覗いていたら、目の前をフッと光が横切ります。
「あ、ホタルだ!」
子供たちが大きな声をあげて追いかけて行きます。

追いかけながら、次々に光が現れては消えます。
田圃の中にも夜空の木々の陰にも光が点滅しています。
そして、そのもっと高い処、夜空には満天の星。
「うっわ〜!!きれい!」
子供たちも私もしばし見とれるばかりの佐渡の夜空です。

また蛍に目を戻した子供たちはゆっくり飛ぶ蛍に
手を近づけます。静かに手にのる蛍。

生まれてはじめて蛍を見ただけでなく、自分の手に蛍を
のせて大感動の様子です。

実は佐渡には蛍スポットと言える場所がいくつかあります。
でも、ちょっと遠いので、そう簡単には出かけられないのです。
それが、家のそばにこ〜んな素敵な蛍スポットがあるなんて!

誘って下さったご家族によると、普段はもっともっとたくさん飛んでいるそうなのです。たまたま草刈りをした後で、少し冷える夜だったから少なめなんだよね、なんてお話でしたから、別の日に出かけたらどんな景色なのだろう。

7月いっぱいはまだ蛍の宵が楽しめそうです。

 

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