蔵元日記

 
  2009年03月10日 (火)
酒の陣 Sake-no-Jin 2009 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
皆様、いよいよ今週末に迫ってまいりました「酒の陣」です!
新着情報でインフォメーションはお出ししていましたが、
今一度ご案内申し上げます。
お見逃しなく!!

◆◇◆にいがた「酒の陣」2009のご案内◆◇◆
The event infomation "Niigata Sake-no-Jin 2009"

新潟の酒が満喫できる「酒の陣」。5回目だった昨年は90以上の蔵元が参加し、70,000万人以上のご来場者で賑わいました。
年々注目度が高まっている本イベントは今年も新潟市の朱鷺メッセで開催されます。ぜひご来場の上、「真野鶴」ブースにもお立ち寄り下さい!

開催:3月14日(土)10:00〜18:00 15日(日)10:00〜17:00
入場料:無料(試飲チケットは二日間有効で2,000円)


The "Niigata Sake-no-Jin" or Niigata Sake Festival is the largest sake event to celebrate Niigata Sake.
In 2008, the fifth anniversary, over 90 Niigata Sake brewers participated and over 70,000 people attended the two-day event at the Toki Messe, Niigata convention center which is located in the center of Niigata city.
This event is the largest sake event where you can learn about and enjoy Niigata Sake together with food.
It is expected to grow to be the world greatest sake festival.
Please come and try our sake "MANOTSURU" !

◆Hours: March 14: 10:00-18:00, March 15: 10:00-17:00
◆Admission: Free
◆Tasting fee:2000 yen which is avairable for both days of the event


 
 
  2009年03月08日 (日)
仕込み:大吟醸の酒粕 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
これは35%の大吟醸を吊るした後の酒粕です。
真っ白!きれいな純白で、一般的な酒粕とは香りも違いますし、味も甘〜くてかなり違います。

ちょこっと持ち帰りまして、冷蔵庫に大事にしまっています。
少ししかない“白い御馳走”、どうしようか思案する日々(嬉)。

酒粕は最近健康にも良い成分がたくさん入っていると最近注目されています。アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどなど。優れた栄養食品として、機能性食品としても注目を集めています。
乳酸発酵させることによって、ヨーグルトのような味わいになるので、
お料理やお菓子にもこれからどんどん利用されていくかもしれません。

そんな新名物の誕生を楽しみにしながら、しかし今はこの特別な”白い御馳走”に夢中なのでした。
 
 
  2009年03月07日 (土)
仕込み:大吟醸の吊るし [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
もろみの発酵が順調に進むと、お酒の種類にもよりますが、高いものではアルコール度数が20%ほどになって発酵が止まります。

いよいよ上槽(じょうそう)のタイミングです。
これはもろみを酒袋に詰めて槽(ふね)で搾ったり、自動圧搾機を用いてお酒と酒粕に分ける作業です。

実は2月から3月にかけての時期は、蔵の中に張りつめた空気が漂う時。35%の大吟醸の搾りがこの頃行われることが多いのです。

そして、今年の35%の大吟醸も写真のように吊るしでゆっくりゆっくり、ポタリポタリと雫が降りていきました。
この搾りの間は、本当の蔵の中は緊張していて、言葉を発するのも
遠慮がちになってしまったほどです。

大事に育てられた大吟醸が袋から出てくる瞬間は、いつにもまして
メロンやバナナのような甘い香りが蔵の中に広がっていきます。

まさに至福の瞬間!
 
 
  2009年03月06日 (金)
仕込み:もろみ [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
麹が出来あがると、蒸し米、水、酵母を加えて酒母(しゅぼ)を造ります。文字通り、「酒の母」になるもので、日本酒造りには大切な工程です。

この酒母に麹、蒸し米、水を加えていきます。
ここで日本酒造りの特徴である三つの段階に分けて仕込みをする
「三段仕込み」が行われます。
そして、写真ような「もろみ」の状態になり、やがてこれが原酒となるのです。

タンクの中で行われている摩訶不思議な微生物の働き。
気になりますね・・・。

酒米にあるデンプンを麹菌によって、糖に変え、それを酵母の力によってアルコールに発酵させていく。
実はこんな複雑な働きをしているのです。

これを「並行複発酵」といい、ワインなどような発酵を「単発酵」と言います。
この発酵については、またの機会にお話させて頂きますね
 
 
  2009年03月01日 (日)
仕込み:出麹 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
製麹作業が終了した麹を温かい麹室から出し、放冷、乾燥させることによって、麹菌の増殖を止めます。

この米麹はホックリとした栗のような香りがし、ちょっと乾燥させたカステラのはじっこのようにポロポロしているのが特徴です。
口に入れると、おひな祭りによく食べる米菓子”ひなあられ”のような優しい味わい。

我が家のひな祭りは、いつも米麹でお祝いです!(・・・冗談
 

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