蔵元日記

 
  2009年06月13日 (土)
宵乃舞 [蔵元の佐渡自慢]  入力者: 尾畑留美子
去る6月6日、「宵乃舞」が相川で開催されました。

相川と言えば、佐渡金山があるところ。
この金山の近くに京町通りと呼ばれる場所があって、板塀の家が続いていたりの時代を彷彿とさせる通りです。

この通りを中心に、およそ20のグループが相川音頭をゆっくりと舞い始めます。

ぼんぼりが揺らめく中、やわらかな光に包まれて進んでいく宵の舞。
とっても幻想的です。

その宵の舞に、今年は真野鶴会も登場致しました!

当社会長の知り合いである大阪の方々と地元の人でグループを結成。
木島一清先生の素晴らしい民謡(なんと生唄です!!)に合わせて、町をゆっくりゆっくり進んでいきます。

この日のために繰り返した練習の成果もあって、見物のお客様からも
「うまいね!」とたくさん声を掛けて頂きました。

相川音頭は佐渡おけさと並んで佐渡を代表する民謡です。

これを上手に踊れると、かなり格好いい・・・!

懐かしいニッポンの祭りの風景が、宵乃舞にはあるのです。

 
 
  2009年06月12日 (金)
尾畑農園:旬ちゃん野菜通信 [旬ちゃん野菜通信]  入力者: 尾畑留美子
さて、数日前に前ふりしましたように、この度、尾畑酒造では野菜チームを結成致しました!

しかし、思われた方も多いでしょう。

なぜに、蔵元が野菜を・・・???

もっともな疑問です。

エッヘン!(咳ばらい)

ここは私がお答え致します。

実は、当社会長・尾畑俊一は大変多趣味。
釣り、カメラ、盆栽、熱帯魚・・・没頭したものは数知れず。
最近はさすがに体調も考えて趣味も減らしているようですが、
変わらぬ愛情、いえ、より深く愛情を注ぎ始めてしまったのが
「お野菜」なのであります。

もともと、うちでは奈良漬を造っているので、いろんな農家の方との
お付き合いはございました。
奈良漬の評判が良くって、専用の建物を作ったくらいです。

それがいつしか、奈良漬工場のまわりに山ウド畑が出現し、
玉ねぎ畑が出現し、春には山菜三昧になり、そして夏が来て・・・。

毎日新鮮お野菜を当たり前のように頂く私たちは、
ふと思ったのです。

「島の野菜、おいしいっちゃ!」

なので

尾畑農園より”旬ちゃん野菜通信”

という形で、お客様にご案内することに致しました!


俊一さんの野菜畑。
だから、”旬ちゃん野菜通信”なのでした・・・。

”旬ちゃん野菜通信”ご希望の方は、こちらまで

**尾畑俊一の猪突猛進ぶりにご興味の方は新潟日報エッセイ「晴雨計」の「父のこと」ご覧ください。
  
 
 
  2009年06月08日 (月)
島の野菜をお届けしよう [旬ちゃん野菜通信]  入力者: 尾畑留美子
佐渡は海があり、山があり、田圃があり、すなわち海の幸山の幸に恵まれ、米処としても知られています。

さらに、実は大地の恵み、野菜もめっぽうおいしい、ってご存知でしたか?

春はフキノトウに始まり、山菜づくし。5月になれば筍づくし。そして年間通して新鮮野菜が採れるのです。

やっぱり、新鮮な野菜っておいしいです。
地元でとれたてで頂く野菜って、しっかり野菜の味がしてます。

お酒のお伴に、新鮮野菜・・・いい感じです。

そんなおいしい野菜をみんなに食べてもらいたい!

降って湧いたような決意。

その日に社内で「真野鶴野菜チーム」を結成(笑)。

「エイエイオーッ!」の掛声とともに、さっそく尾畑農園(!)に繰り出し、旬のお野菜調査を開始。
いつも奈良漬用の立派な瓜を作ってくれてる近所の農家の皆さんも、
「佐渡の野菜はおいしいっちゃ!」といろいろ土から掘り出して説明してくれます。
中には珍しい野菜なんかもあって、さっそく野菜カレンダーに記入。

さて、6月の今は、新玉ねぎが旬。
白い玉ねぎに紫玉ねぎ。どちらも新鮮ですから、オニオンサラダで食べたらきっと血液もさらさらしちゃうかも!

しばらくはメルマガ会員の皆様を中心にご案内させて頂きます。
島の野菜。召し上がってみたい方はメルマガ登録しておいて下さいね!
 
 
  2009年06月07日 (日)
旅する地酒〜クール・ジャパン in NY (2) [旅する地酒]  入力者: 平島健
感触が良かったと感じたのは褒め言葉だけでなく、とにかくたくさん質問をされたからでもあります。

以下はニューヨーカーからの質問のいくつか。

・米から造るのに大吟醸はフルーツのような素晴らしい香りがするのはなぜ?
・純米吟醸原酒はどんな料理と合わせるといい?
・冷えていて美味しいけれど何度くらいで飲むのが実際には最適?
・大吟醸に比べて純米吟醸原酒は濃く感じるけど造り方が違うの?

特に彼らはワイン文化で育っているせいもあり、とにかく食とのマッチングについて興味が強いようで、「チーズに合いますよ」というと「どんなチーズ?」「なんでチーズと合うの?」と質問が数珠つなぎになります。

「イギリスのスティルトンがいいですよ」(個人的趣味ですが…)と言うとメモ。
「理由は酒の製造に乳酸が関係しているからチーズと合うし、スティルトンのように塩っけを感じるものは特に合う。枡の上に塩を載せて酒を飲む習慣が日本にはあるくらいなんでね」と言えば、しきりに感心してもらえました。

あっという間の3時間半。約13年ぶりのニューヨークで、ニューヨーカーたちの“熱”から日本酒は「クール」であるということが実感できたのは良い収穫でした。

追伸 佐渡で造っていますと言うと驚いたことに何人かは佐渡島のことを知っていました。NYでも公演をしている鼓童の影響もあるようです。意外と新潟より知名度は高そうな感じ…。さすが、鼓童!
 
 
  2009年06月06日 (土)
旅する地酒〜クール・ジャパン in NY (1) [旅する地酒]  入力者: 平島健
少し古い話になりますが、5月中旬、新潟の蔵元たちがNYを訪れました。

さわやかな風が吹き抜けるNY。今回の目的は試飲会を行うためです。

試飲会で感じた印象は「クール・ジャパンin NY」。アニメや漫画を中心にした日本文化への憧れを表して「クール・ジャパン」と呼びますが、今や日本酒を冷やして飲むのがニューヨーカーにとっては「クール・ジャパン」なのです。

2009年5月19日、ニューヨークのミッドタウンにある高層ビルのオフィスに併設した試飲スペースでも、多くの人々から「クール」(カッコイイというニュアンス)という言葉を聞けました。

当社の輸出用ラベルのデザインに対しても「クール!」の声をたくさんいただきました。「有難う!私がデザインしました!!」(ホントですよ)

試飲で試してもらったお酒はどれも味の評価は「グレート!」「エクセレント!」「ナイス!」の雨あられでした。
 

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