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新年は元日初搾りでスタート。 [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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| この一週間雪マークが続いた新潟。 新潟というと雪深いイメージがありますが、そうはいっても12月でこんなに雪が積もったのは何年ぶりかという位、久しぶりです。
そして、あと10日もすると2010年。
早いですね。 もういくつ寝るとお正月、です。
さてさて、このおめでたいお正月。 私たちの蔵では例年この日に特別の仕事が待っています。
「元日初搾り」。
一年の境を過ぎて早朝のうちに搾ったお酒。 それも大吟醸の生原酒です!
正式名は「真野鶴祝酒・平成二十二年元日初搾り大吟醸生原酒」。
生まれたての大吟醸はこんなに元気なんだ、と実感出来る溌剌とした贅沢なお酒です。
毎年、このお酒でスタートを祝っています、という常連さんにも恵まれて、私たちも元気いっぱいに元日初搾りで一年をスタートさせています。
元日のうちに出荷しますので早ければ二日に到着しますが、お天気や船の就航で多少変更がありますことなにとぞご了承下さい。 ご希望の方はご予約受付中です!(^^)!。
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「日本酒サロンA」のご報告 [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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12月15日、新潟県立図書館の大研修室にて、「やさしい日本酒サロン」第二回目を開催してまいりました。
このサロンは、初心者向けのやさしい日本酒セミナーとして開催しています。
地酒処・新潟と言えば、みんな日本酒通という思われるかもしれませんが、実は「お酒は好きだけど、詳しくなくて」という人も結構多いのではないのだろうか?と思ったのがきっかけで、このシリーズを始めることになりました。
例えば、ワイン教室などはよく見かけるのですが、日本酒のことを気軽に学ぶ場所というのはあるようでないのです。 県立図書館という場所柄もあり、そんな学びの環境としてもぴったりであります。
第一回目は11月12日に開催した「はじめましての日本酒と簡単レシピ」。 酒屋さんに一人でお酒を買いに行った時に目安になるような、お酒のラベルから読み取れる基本情報。そしてお料理とお酒についての相性などを料理研究家の中島有香さんにゲストにいらして頂き進めました。
今回の第二回は「温度と器で楽しむ日本酒」。
第一回目の勉強を参考にして酒屋さんでお好みのお酒を買って帰ってきたら、次はもっと楽しく飲むための温度と器のお話です。
ゲストには燕の無形文化財の工房「玉川堂」の七代目当主・玉川基行さんにご登場願い、玉川堂の器の歴史や魅力とともにご紹介させて頂きました。
ご家庭で飲むにしても、料理屋さんで飲むにしても、ちょっぴりお酒基本情報を知った上で、好きに楽しく杯を傾けるのが一番ですよね? そして、周りのみんなに愛されるようなカワイイお酒の蘊蓄も一緒に仕入れることが出来たら、さらに楽しい。
と、なりますように、と、お話の合間合間に「プチ通」向けの一言アドバイスなんかも混ぜたりしました。
終了後にも熱心に質問を下さる学生さんもいらっしゃったりで、お酒を造る立場の人間として、”日本酒ワールドの入り口”についていろいろと考えさせられました。
今週は月曜日に国際大学での海外からの留学生とのSAKEマーケティングの発表会があり、火曜日は「やさしい日本酒サロン」でのセミナーと、お酒に関して皆さんとのコミュニケーションが続きました。
業界の中にいると当たり前に思ってしまうことが、外の人にとっては新しくて魅力的なことであったり、思いもよらぬことに興味を持ってもらっていたり、と発見することが山のようにあります。
年明け2月には、日本酒サロンもいよいよ山場(?)。 番外編ともいうべき第三回目は、豪華な内容でお送り致します! ・・・と引っ張りつつ、近日こちらでもご案内致しますね。 すでに事務局にはお問い合わせもあるそうですので、お見逃しなく(^^)。
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国際大学でのSAKE marketingプロジェクト [国際大学プロジェクト] 入力者: 尾畑留美子
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| | 今年の9月から始まった国際大学でのSAKEマーケティング共同プロジェクト、第一期の発表会が開催されました。
前回は私からのプレゼンテーションでしたが、今回はそれを受けて6つのチームに分かれた学生のみなさんの発表会。 チームごとにテーマを決めての調査研究結果であります。
午後1時から始まった発表会。 チームごとに前に出て全員でのプレゼンテーション。 詳細なデータ分析から始まり、市場での同業他社との比較、将来性など丁寧な発表が続きます。
国際色豊かな大学の皆さまであるため、海外市場の視点、外国人から見た日本酒文化という視点含め、大いに勉強になることばかり。 たまにボディランゲージを交えながらの発表会は3時間以上に及びましたが、あっという間でした。
今回はロシア、カナダ、タイを例にとっての市場調査、および国内市場についての調査研究を中心に進められましたが、この基本調査をもとに 第二期はブランディングについても研究してまいります。
一回目の発表を聞きながら、日本酒産業にとっても有益なお話が多々あると思いました。
最後に感謝の気持ちをお届けしつつ、年明けにはもっとお酒のことを知って頂けるセミナーと機会を皆さんに設けることを約束させて頂きました。
いろんな国の視点から見た新潟の地酒産業。 来期の研究がどのように進んでいくか、今から待ち遠しい限りです。
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伝統工藝と日本酒イベントのご報告(2) [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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| 写真は宮内さんによるテーブルセッティング。 会場内の全てのテーブルは、それぞれのテーマを持ってこのように美しく演出されていました。
日本の文化の素晴らしさの一つに、五感で感じる美しさがあると思うのですが、まさにその美しさ。
日本酒だけのイベントではなかなか出逢えない演出です。
ご参加の方々からもため息がもれることしばし。
さらに参加者の方には嬉しい実践セミナーが続きます。
なんと、貴重な江戸切子や有田焼を実際に使って「真野鶴」のご試飲が出来ちゃうのです!
色彩豊かな江戸切子や、凛としたモダンな有田焼を前に、皆さん、どれを手に取ろうかと一様に迷ってしまう様子。当然ですよね。
そして、お試し頂くお酒は、香りがふわりと立って、淡麗な「真野鶴大吟醸」をご用意しました。 お酒の初心者の方でも飲みやすく、またどんな器でも楽しめるタイプの大吟醸です。
私はこのお酒、江戸切子であれば淡いグリーンの器で頂きたいと思いましたが、皆さんはいかがでしょう?
さらにさらに。
宮内祥子さんがご用意して下さった、「真野鶴」や真野鶴の酒粕を使用したお料理やお菓子も登場! 普段のクリームチーズやカマンベールもちょっとしたひと手間で立派なおつまみに大変身。そこにフルーツを加えたり、あるいはお菓子仕立てにすることで、ぐっと活躍の場も広がります。
ご試飲のお酒もお料理の数々も大好評でありました。
予想以上にたくさんの方々にご来場頂き、私もいろんな方と出逢うことが出来た貴重な、そして素晴らしい二日間でした。
もしかしたら、春にはまた楽しい続編があるかも・・・!?です(^^)
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伝統工藝と日本酒イベントのご報告(1) [佐渡の蔵元日記] 入力者: 尾畑留美子
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| この日記でも何度かお知らせしていた「ものづくりのリアル〜技×発想×連携=五感刺激〜」が11月28日29日に表参道Rinにて開催されました。
このイベントセミナーは、江戸切子の「華硝」さん、有田焼の「辻与製陶所」さん、「真野鶴」のコラボに加え、料理&チーズ研究家の宮内祥子さんのお酒を使った美味なるおつまみが勢揃いするという、かなり豪華なラインナップが揃ったもの。
セミナー開始の時間に会場に着くと、会場いっぱいに多くのお客様がご来場下さっていて感激してしまいました。
会は、まず伝統工藝の江戸切子と有田焼、それぞれの製造工程や歴史などのレクチャーから始まりました。 お話されたのが、各工房の跡継ぎのお二人。ちょうど同じ年の30歳ということで、お話も”後継者”としてのことなど多岐に渡っていました。
普段、工藝品となると出来上がった作品に触れるのみとなるのですが、 このような形で素材や製造工程、そして造り手の気持ちなどに触れると、一気に工藝品がいきいきとさらなる輝きを放つものですね。 言いかえると、少しの知識を持つことで、その作品が持つ輝きを見る目が養われる、ということでしょうか。
一方、お酒の器としての観点は、「形」「素材」「厚さ」が大きかったのですが、今回のイベントで「色」や「輝き」の力を実感できたのも大きな成果でした。
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