蔵元日記

 
  2010年03月01日 (月)
 蒸米の湯気 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
3月になった・・・のに、外は雪です!(まだ天気の話)

深々と冷え込むこの季節、蔵の朝は冷たい空気の中を大きな大きな湯気の塊が煙突を上っていくのが毎日の光景です。

ゴ〜っという音とともに立ち上る湯気。


杜氏の合図と共に布をはずしてお米を移動させていきます。

その瞬間、コシヒカリの香りとは一味もふた味も違う、酒米の香りが広がります。

深々と降り続ける雪の中にも。

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  2010年02月28日 (日)
 国際大学で酒セミナー(2) [国際大学プロジェクト]  入力者: 尾畑留美子
後半では実際の酒ティスティングの時間をしばし。

ティスティング方法を説明した後は、皆さんに協力してもらって実際のティスティングタイム。

ある学生さんは、純米吟醸原酒を飲んで、「ワインに引けを取らない味わい」と称して、ワインファンと日本酒ファンの話に。

いろんな国から来ている留学生の皆さんだけに、感じることも千差万別。

皆さんのそんな感覚をどう生かすか・・・まだまだ共同プロジェクトは続きます。

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  2010年02月27日 (土)
 国際大学で酒セミナー(1) [国際大学プロジェクト]  入力者: 尾畑留美子
新潟は浦佐にある大学院大学、国際大学での共同プロジェクトも第二シーズンを迎えています(秋に新年度がスタートするため)。

今回は、留学生の皆さんにお酒の知識を学んでもらい、外国人の視点から見たお酒の魅力やアプローチについての意見交換をさせて頂きました。

酒米と食米の違いの話から、各国のネット利用の方法の違いまで、話は幅広いテーマに渡りました。


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  2010年02月19日 (金)
福寿草 [閑話休題]  入力者: 尾畑留美子
今日の佐渡は、お日様が照ったかと思うと雨になり、突然みぞれになり・・・の変化に富んだ一日。夕方になってまた外が明るくなってまいりました。

最近、お天気の話が多くてすみません。
正確に言うと、実際の生活では寒さの話が多いんです。
新潟生まれなのくせに、寒いの苦手でして・・・。

中学生のころとか、寒くなると学校休んだことがあるような・・・(あ、告白しちゃった!)

(気を取り直して)

まだまだ寒さが続きそうかなぁ、と思っていたら
蔵の玄関に元気いっぱいな福寿草がやってきました!
こんなに寒いのに、なんてきれいな色でしっかりとスタイルがあるのだろう、と感心して(羨ましくて?)見とれてしまいました。

これは、寒い季節があるからこその成果なのでしょうね。
寒い中に、きちんといっぱい準備している結果。

同じように寒い季節に生まれるのもおいしい日本酒。

やっぱり自然の恵みなのだな。新潟の冬。

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  2010年02月08日 (月)
銀座新潟塾開催 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
大雪の新潟とは一転、東京は暖かいのですねぇ・・・

のっけから何を言うのかと思われるでしょうが、新潟県人にとっては、冬になると毎日のお天気が日々の生活を左右致します。
トンネルを抜けるとそこは雪国・・・それが当たり前の新幹線の旅。
それにしても、この日の東京は暖かかった・・・(まだ言う私)。

このぬくもりの中、前前から予定されておりました「銀座新潟塾」にてはずかしながら講演をさせて頂きました。

この「銀座新潟塾」は、銀座との人・こと・ものの交流を深めながら進める銀座×新潟フレンドシッププロジェクトで、銀座ミツバチプロジェクトさんの応援交流での「トキ×ミツバチ応援プロジェクト」もある、盛りだくさんの内容。

第四回目となるこの日の銀座新潟塾で、私は「旅する地酒」と題した講演で、いまや日本の地酒が地元の風土をもって世界中に広まっていること、「真野鶴」のお話、佐渡の風土のお話などを僭越ながらさせて頂きました。

その後、トキ×ミツバチ応援プロジェクトによる交流の意味と可能性についてのパネルディスカッションが開かれ、大きな越後姫を一粒まるかじりする幸運にも恵まれてニンマリ!(^^)!。

都会の農業、田舎の農業。それぞれの形ながらも、人の交流がものづくりを生んで、さらなる交流を生んでいく。それが新しい食文化を発信し、食の生産者を応援して地球を変えていく。

壮大なスケールの話の出発点はいつだって身近にあるものだと気づかせてくれます。

講演会後の交流会では、「真野鶴」のいろんなお酒や、うちの自慢の奈良漬もご賞味頂きました。
「真野鶴・万穂」の人気がダントツでした)

当日は新潟市の諸橋弥次郎農園の諸橋さんもいらして、農業についての熱い思いをお聞かせ頂きました。

当社でも昨年から限定数量ながら野菜通信をはじめ、お客様に島のお野菜をご紹介しています。
その過程で感じていることは、野菜の作り手と食べる人がつながることの大切さ。
「生産者の顔が見える」ことが求められているのと同じくらいに、生産者にとっては「消費者の顔が見える」ことが必要だと、強く感じています。
それがあってこそ、「よし、安全でおいしい野菜を作ろう!」という思いにつながるのです。

銀座ミツバチ・プロジェクトの皆さまの常識にとらわれない発想もあり、今後ますますトキ×ミツバチ応援プロジェクトは進んでいく様子。
まずは春に佐渡ツアーが決定!佐渡の春の祭りが堪能できます。

またこちらでご紹介させて頂きますね。

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