蔵元日記

 
  2010年07月21日 (水)
暑さの違い [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
まだ出張中です。
暑いです・・・。

以前、この蔵元日記でジリジリする佐渡の暑さを書きました。

そう。

田舎の暑さは上からジリジリと"焼かれる”感じ。
鼻とか背中とか、痛い!というポイントがはっきりしています。

一方の都会の夏。

これは、蒸し器ですね。高温スチームで一瞬で蒸されます。

そろそろ久しぶりに佐渡に帰ります。

田舎の夏は、きっと蝉の声でいっぱいかな。

獲れたてのトマトとキュウリを冷やして、冷酒を一献。


う〜ん。楽しみ!

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  2010年07月18日 (日)
地酒を旅する [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
「地酒を旅する」・・・私のポリシー、「旅する地酒」とは逆パターンのお話です。

実は今、某地方都市を出張中。

普段だと夜はバタンキューが多いのですが、今回はおいしい日本酒が飲めるというお店にふらりと行ってみました。

知らない地方の小路に入って、はじめてのお店のドアを開ける。

結構ドキドキですね。


しかし、しかし。

そのドアの向こうには、とっても素敵な空間が待っていました。

おいしい日本酒、お酒を愛するスタッフの皆様、郷土料理。

でも何より貴重なのは、“素敵な出逢い”ですね。

たまたま隣合わせたお酒ファンの女性(嬉しい!)とお酒を通して話がはずみ、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

まだ不透明な次の約束をしつつ。

でも、お酒を愛する者同志、きっと次なる機会はあるのだな。

お酒に導かれた出逢い。

「旅する地酒」は、きっとこんな出逢いのために旅を続けるのだと思うのです。

そんな出逢いに魅了されて、きっとまた「地酒を旅する」のでしょう。

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  2010年07月17日 (土)
120美酒会 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
先般、120美酒会にお招きいただき、お酒の会に参加してまいりました。

120美酒会とは、母校慶応義塾大学のOBで構成する日本酒を応援する会。

今回14回目の開催ということでしたが、女性蔵元は第一号とのこと。

光栄でございます。私などでよかったのでしょうか・・・と心配しつつ(汗)。

この会では日本酒通も日本酒初心者も楽しくおいしくお酒を楽しまれている様子がとっても素敵。

お酒が人をつないでいく・・・昔からあった日本酒の役目が
今の時代にこうやって生かされていることに感謝です。

さらにさらに、今回は佐渡の朱鷺のために皆様で募金も頂きました。

後日写真も含めて改めて詳細ご報告いたしますね!

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  2010年07月14日 (水)
ファースト酒プログラム構想 [ファースト酒プログラム]  入力者: 尾畑留美子
あなたの日本酒初体験はどんなものでしたか?

私はなにせ芳しい麹の香りに包まれて育っています。
お酒も売るほどある(笑)。

節目節目の行事で蔵人の皆さんを慰労する場では、
小さな頃から「ほんの一口、飲んでごらん」とすすめられてきました。

大きな声では言えませんが…(って、十分大きい?)。

ここ数年、外国の人に日本酒のレクチャーをすることが何度かありましたが、ほんの少しの基礎知識を身につけることによって、とてもおいしく飲んでもらえるようになるんだな、と実感しました。

そして、日本の若い方々や飲まず嫌いの方々に接するにあたり、同じことが言えるのかなと。

あまたある商品名や難しい専門用語は横に置いて、大事なことは“おいしく、楽しい”日本酒体験するための、ちょっとした基礎知識と経験です。

そんなおいしい日本酒体験を推進するための、「ファースト酒プログラム」、考えていきたいと思っています。

今や世界中で人気の日本酒。

日本では千を越える蔵がそれぞれ一生懸命心を込めて日本酒を造って食っています。
私たちはこの国で、そんなあまたある日本酒を新鮮な状態で飲むことが出来ます。

なんて贅沢。

楽しまなくっちゃ、もったいないですよね!

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  2010年07月12日 (月)
酒リテラシーでもっと楽しく酒タイム。 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
先日、某所で20代女性に真野鶴大吟醸を飲んでもらう機会がありました。

曰く、

「日本酒っぽい匂いがしなくて飲みやすい!」

お父様へのプレゼントを探していた彼女は、そのお酒を早速ご用命下さいました。

このお酒は、白いお花のような可憐な香りがふわっと広がって、軽やかな味わいが女性にも人気のお酒です。

きっと、夕食では父娘一緒に乾杯してくれたのではないかな〜と、嬉しくなるお話です。

その一方で気になる一言。

“日本酒っぽい匂い”

例えば、吟醸酒や大吟醸には一般的に吟醸香と呼ばれるフルーティな香りがあります。

なので、重たく感じる日本酒が苦手な方は、こういったタイプが飲みやすいかな、と思います。

でも、そんなお酒の種類や特徴を知らない人はきっとたくさんいるのかも・・・。そんな印象を持ちました。

メディア・リテラシー。

メディアを読み解く能力。

同様に“酒リテラシー”があれば、もっとお酒は楽しく飲めるはず。

それも双方向の酒リテラシーが必要とされる時代かもしれません。

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