蔵元日記

 
  2010年10月11日 (月)
おごそかに・・・お茶会 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
うちの蔵がある旧・真野町で、10日11日と秋のお茶会が開催されました。

その昔国府が置かれた真野町は、歴史のある建築物が多くあります。

この「秋の茶会」では、そんな栄華を感じる邸宅で、素晴らしい茶器を鑑賞しつつお茶体験が出来るという貴重なイベントです。

そのおごそかなお茶会に、私も参加してまいりました。

いえ、正確に告白しましょう。

3分前にすべりこみました!

静寂な空気が漂う中、私のような慌ただしい人間が滑り込んだにも拘わらず、穏やかな皆さまは温かく迎えて下さり・・・

正直かなり冷や汗が出ました(汗)。

ついでにかなり走りました・・・(汗汗汗)。

着物に身を包んだ先生方の中に、知った顔を見つけた瞬間には、ごまかしようのない失態に苦笑いするのみ(ごめんなさい!)。

しかしながら、茶室だけではなく荘厳な日本庭園を眺めつつのお茶会は心洗われる日本の伝統文化。

異国の文化に触れることが増えるにつれ、自分の身近な故郷自慢をしたくてたまらない私なのです。

実際、素敵なお茶会でありました(^^)。

そんな素晴らしい経験、ぜひ来年は皆さまもいらっしゃいませんか?

余裕を持ってお越し下さいね(苦笑)。

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  2010年10月10日 (日)
北京出張で思うこと [旅する地酒]  入力者: 尾畑留美子
北京出張から帰還。

初めての土地、初めて会う人、初めて交わす言葉。

「旅する地酒」に導かれて、多くの出逢いに恵まれています。

お酒造りの家に生まれて良かったなぁ、と実感する一瞬でもあります。

なぜなら、おいしいお酒は人と人をつなげるから。

ちょっとだけ距離が縮まって、ちょっとだけ本音が見える。

そして、そのお酒は生まれた故郷を伝えてくれる偉大な語り部でもあります。

私は「真野鶴」が飲む人にとって映画音楽のような存在になれば、と
思うことがあります。

その曲を聴くと、映画のシーンが脳裏に浮かび、その映画を見た時代が懐かしく甦る。その時横にいた誰かの思い出とともに。

それは「匂い」「香り」にも通じているような感覚です。

だから、誰かに「真野鶴」を飲んでもらうきっかけがあるのであれば、
それとともに素敵なシーンが横にあれば、と願って止みません。

私にとっての理想のお酒は、引き出しに入っている大切なシーンを開ける「鍵」のような存在とも言えます。

そのために出逢いがあり、歴史を刻みながら熟成を続ける。

いつかの瞬間に飲むお酒が、その香りとともにすべてを走馬灯のように甦らせてくれたなら。

いつの日か、そんな風に、自分の生まれた蔵で造ったお酒を飲みたいと思っています。

「旅する地酒」は、皆さまにとっての大事なシーンに寄り添うべく、
今日もどこかに旅立っていきます。

あなたの大切な思い出の鍵になるために。

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  2010年10月01日 (金)
当社の衣替え [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
今日から10月。
学校では衣替えの季節です。

そして当社でも少しづつ、中の衣替えを始めています。

写真はお米コーナー。
精米したお米も展示してあり、お酒造りの様子を知って頂くべく、
日々少しずつ充実しています。

他にも昔の道具の展示ミニコーナーもご用意しました。

お近くにお立ち寄りの節には、ぜひのぞいて下さい。

これからもちょっとづつ変わっていきますから、
変化した場所をスタッフにお声掛け頂ければ幸い。

モチベーション、上がりますから!

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  2010年09月24日 (金)
新潟県人会大交流会 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
9月24日、25日と新潟市朱鷺メッセで新潟県人会大交流会イベントが開催されています。

物産コーナーも各地域から出展。

日本酒も新潟県酒造組合ブースで有料試飲を実施。
県内全蔵元のお酒がいろいろとお試し頂ける人気コーナーでした(^^)。

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  2010年09月14日 (火)
女性チームとティスティング・セミナー [ファースト酒プログラム]  入力者: 尾畑留美子
今回は8名の若い女性を対象に、数種類のお酒をブラインドで飲んで頂き、そのイメージなどを聞いてみました。

思わず実験室のようになり、弊社社長(真ん中奥)も女性に囲まれて
緊張気味(?)。

甘いお酒、辛いお酒、軽いお酒、濃いお酒・・・いろんな種類を用意しましたが、やっぱり好みは人それぞれですね。

これはちょっと安心しました。

逆に言うと、にも拘わらず日本酒が少し遠い存在になりがちなのが
ポイントと言えます。

セミナーの結果は今後のファースト酒プログラムに反映させていこうと思うのですが、まずはダイレクトな意見が聞けたのが良かった。

仕事柄普段は日本酒好きと一緒のことが多いもので、「日本酒飲まない理由」をゆっくりと聞くことが少ないのものなのです。

偏見も先入観も持たずに、今回はいろんな意見を聞いていきました。

ご協力下さった皆様、そしてM女史には感謝申し上げます!


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