蔵元日記

 
  2010年10月17日 (日)
風を興す [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
“風を興す”。

小さな風が大きな渦を興していく。

私の好きなイメージです。

久しぶりに思い出しました。

数年前に雑誌のインタヴューで聞かれた「好きな言葉」。

何もないところから、風を興す。

0と1の違いは無限大。

小さな小さな風でもいいから。

何者でもない自分が興す小さな一歩。

いつだって、壮大な夢のスタートは身近な一歩。

Brewing JAPAN !

まぁ、うまくいかないことの方がいっぱいですが。

それでも、ゼロの壁を越えることは出来るのです。

まずは「自分を信じることの出来る自分」を造ることです。

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  2010年10月16日 (土)
新町祭り [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
今日は、地元のお祭りです。

午前中は近くの神社で小学生たちがすもう大会に汗を流します。
私の娘も頑張ってました(^^)。

午後になると獅子が家々をまわります。

なかなか勇猛な青年団が獅子を操ってますから、迫力満点!

夜はうちの蔵で「熟成の宴」とでもいいましょうか。
秋あがりのおいしいお酒を楽しむ宴席でございます。

のどかな秋のお祭り。

これが終わると仕込みが本格的に始まりです。

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  2010年10月14日 (木)
ノーベル賞と日本酒 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
今朝の日経新聞(新潟版)に嬉しい記事が載っていました。

「ノーベル化学賞 鈴木氏に祝い酒〜県酒造組合が6品」

記事によると、ノーベル化学賞受賞の鈴木章さんが日本酒好きと知った新潟県酒造組合が、よりすぐりの6品を贈呈したとのこと。

「新潟は品質と造りにこだわった、日本一の酒どころ」という
新潟の蔵元の誇りもメッセージで添えて贈られたそうです。

この“よりすぐりの6品”になんと「真野鶴」の大吟醸が
含めれていたようだったので朝から大感激。

・・・というか、知らなかったのでびっくり。

関係者に確認しましたら、贈られたのは当社の「真野鶴・万穂(まほ)」とのことでありました。

ありがたいことであります(感涙)。


世界に誇るノーベル賞と、世界酒を目指す日本酒。

もっとも、その一方で広く海外の大学で学ぼうとする日本の若者が減少していることや、アルコール市場の低迷という痛い現実から目をそむけるわけにもいきません。

学術界も日本酒の世界も、数十年先の将来を見据えて
“今すべきこと”を考えるタイミングかもしれませんね。


そんな根岸さん、鈴木さん両氏の特集番組が昨日あり、見ておりました。

その中での“Serendipity“という言葉が印象的でした。

日本語では「偶察力」と訳されることもあるそうですが、
ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことだそうです。

「幸運」や「偶然」ではなく、「能力」。

他の何かを探している際に、別の何かを発見したり、
一つの失敗から別の成功への道を発見したり。

一見、「幸運」や「偶然」に見えるいろんな事象でも、
実はその人ならではの資質から来る「能力」が呼び寄せているのでしょうね。

とても素敵な言葉だなぁ、と。

「幸運」や「偶然」はなかなかお目に掛かれないかもしれないけれど、
何かを成し遂げるために努力を惜しまない、という姿勢は、
誰しもが可能性として持っているわけですから。

日本酒の世界も、"Serendipity"を磨いて頑張ります(^^)。

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  2010年10月13日 (水)
「発憤」の効能 [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
最近でこそだいぶマシになりましたが、
結構怒りっぽいところがあります。

ケンカという話ではなくて、仕事を進める上で起こるいろんな出来事に「憤慨」してしまうのですよ。

それは関心がある証拠とも言えます。

だから、自分の中に「憤慨」の感情があるうちは逆に大丈夫なわけです。
取り組んでいる仕事を進めたい一心で沸き起こる感情であるため、私の中で一つの目安でもありました。

"それは自分にとって夢中になれることなのか?"、と。


しかしながら最近すすめてもらって読んだ本の中に

「憤の一字は、是れ進学の機関なり。」

という一文を見つけ、今後は私の「憤慨」の感情を「発憤」の感情と呼ぶことに決めました。

不思議ですね。

それだけで、結構穏やかな気持ちで頑張れるのです。

文字の力とは、なんと大きなことか。

ありがたいこの本は、すでにあちこちアンダーラインで一杯です。

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  2010年10月12日 (火)
造りの始まり [佐渡の蔵元日記]  入力者: 尾畑留美子
今朝、蔵のお祓いを行いました。

毎年、これとともに今年のお酒造りが始まります。

順番にご祈祷を進める時間。

今年はまた特別でしたね。

なんだろう。空気が違うことを感じました。

古くて小さな、でも私の大好きな仕込み蔵が活気を帯びるシーズンのスタートです。

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